流水成道blog: 倉橋正幸アーカイブ

倉橋正幸のブログ記事 6 / 10

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 恐怖、虐殺、粛清、搾取、飢餓・・・誰が暴力を行使したのか。歴史に記された貴方の真実。なぜ、ナチズムが断罪され共産主義はされないのか?フランス、ヨーロッパで大論争を巻き起こしたベストセラー「共産主義黒書」<ソ連編>を要約しながら紹介。

共産主義黒書-犯罪・テロル・抑圧-<ソ連篇>
第三章   赤色テロル

危機に瀕したボリシェヴィキ

1918年の夏、ボリシェヴィキは権力を失う危険にさらされていました。3方面を反ボリシェヴィキ軍と対決し、支配していた地域でも140を超える大規模な反乱が起きていたためです。反乱の主な原因は、食料徴発隊による乱暴な取り立て、個人的商取引の制限、新たに赤軍への徴兵でした。

 

食料徴発に抗議する農民の事件を聞いたレーニンは方々に電報を飛ばしています。娼婦や旧士官を銃殺するか、強制収容所へ送るべき、一刻の猶予もなし。武器の携帯者は処刑、疑わしい者は強制収容所送り、と。また、レーニンの言うクラークとの「最終的闘い」について先例を示すため、世間に知られたクラークを100人以上は絞首刑にし、それを大衆に見せつけるようにと。

 

多くの反乱は自発的または局部的に発生し、赤軍の分遣隊かチェーカーの部隊によって、情け容赦なく鎮圧されました。1918年7月24日から28日までの5日間で428人が処刑されたのです。

 

田中真紀子氏が民主党への入党を発表しました。数日前は大阪府の橋本知事らも民主党支持を表明しています。「時の利は民主党にあり」ということでしょう。今、民主党を支持しなければクラークのように血祭りにあう・・・・・ことは無いでしょうが、勢力の衰えている与党にしがみつくのであればスキャンダルを隠すこともできないでしょう。選挙後はさらに醜態をさらしそうですね。

 

 

倉橋 拝

 

「秋月便り」を読んで「御蔵」に参加しょう!
不条理であり、無益であり、未来もない!ロシアの思想家たちが言明した至高の原理とは・・・。歴史に刻まれた貴方の未来。共産主義黒書 <コミンテルン・アジア編>

 

 恐怖、虐殺、粛清、搾取、飢餓・・・誰が暴力を行使したのか。歴史に記された貴方の真実。なぜ、ナチズムが断罪され共産主義はされないのか?フランス、ヨーロッパで大論争を巻き起こしたベストセラー「共産主義黒書」<ソ連編>を要約しながら紹介。

共産主義黒書-犯罪・テロル・抑圧-<ソ連篇>
第二章   プロレタリア独裁の武装せる腕(かいな)

反対派掌握のソビエトを武力で解散

1918年の独裁の強化はボリシェヴィキを否定、あるいは対立するものへの抑圧となってあらわれました。新聞の発禁、ソビエトの解散、反対派の逮捕、ストライキの抑圧など。弾圧はどこの地域でも同じやり方で行われました。反対派が選挙で勝ち新しいソビエトができると、数日後に軍隊の応援を頼むのですが、たいていがチェーカーの分遣隊であり、戒厳令を出して反対派の逮捕へとなるのでした。

 

この頃、労働者の配給食料は1ヶ月小麦粉0.8kgまで落ち込んでいました。食料要求のデモがたびたび発生していました。ペトログラード近くのコルピノにおいてはチェーカーの分遣隊長がデモに対し発砲を命じ、結果10人の死者が出ました。エカチェリンブルク近郊の工場では15人が殺されました。「ボリシェヴィキの委員たち」が町で一番よい家を占拠したうえ、ブルジョワジーから取り立てた150ルーブルを横領したことに抗議の集会を開いた為です。

 

無形化された戦いが行われている現在の世界では、デモをしても既存メディアは報道しないことで相手の力を無力化できます。都合の良いことは報道され、都合の悪いことは報道されません。しかし、時代は変わりました。既存のメディアに依存するのではなく一人一人がブログやその他の方法でメディアを持つことで真実を伝えることができるようになったのです。ですから、次に必要なのは行動し結果を残していくという貴方の勇気ではないでしょうか。

 

倉橋 拝

 

「秋月便り」を読んで「御蔵」に参加しょう!
不条理であり、無益であり、未来もない!ロシアの思想家たちが言明した至高の原理とは・・・。歴史に刻まれた貴方の未来。共産主義黒書 <コミンテルン・アジア編>

 

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共産主義黒書-犯罪・テロル・抑圧-<ソ連篇>
第二章   プロレタリア独裁の武装せる腕」

多発する農民反乱


1918年の56月にかけてボリシェヴィキ政府は「戦時共産主義」とよばれる内戦期を開始します。そこでとられた方策が「徴発隊」の創設でした。創設期は1万2000人でしたが、絶頂期の1920年には80000万人に達するほどの勢いでした。大半は、失業中の労働者で給料と現物支給に惹かれての入隊だったようです。もう一つの方策が貧農委員会の設立です。これが実行する義務とは、端的に言えば武力で他人の労働の成果を獲得することでした。初めこそ成功したものの、成果は一向にあがりません。原因はボリシェヴィキの農民にたいする認識不足でした。農民層は相対立する階級に分裂していると考えていましたが、実際はよそ者に対して団結していました。徴発がはじまると不満が沸き上がり、それが騒乱へと発展しました。チェーカーや軍隊に支援され暴虐行為を前にしてゲリラが発生しました。食料徴発政策は3年間に何千という反乱と暴動を生み、これらは残虐なやり方で鎮圧されたのです。

 

600万人の余剰人員がリストラになれば、その受け皿は徴発隊でしょうか。どこから何を奪うのか。そこそこの給料と現物が支給されれば海外にでも行ってしまいそうです。そういえば、毎年夏になると戦争にまつわる放映がされますが、今年は少ないですね。反戦的な内容は流さないような状況が迫りつつあるのでしょうか。

 

倉橋 拝

 

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不条理であり、無益であり、未来もない!ロシアの思想家たちが言明した至高の原理とは・・・。歴史に刻まれた貴方の未来。共産主義黒書 <コミンテルン・アジア編>

 

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共産主義黒書-犯罪・テロル・抑圧-<ソ連篇>
第二章   プロレタリア独裁の武装せる腕」

独裁の強化

メンシェヴィキが選挙で勝利した状況から、ボリシェヴィキは経済面と政治面に力を入れて行きます。プロレタリアート(無産階級/労働者階級)を権力基盤としていたので、軍隊と都市部への食料の供給が死活問題でした。ボリシェヴィキが権力を維持するために必要な選択肢はふたつ。崩壊した経済の中で疑似市場を再建するか、あるいは強制するか。そして後者を選択するのです。

 

「我々の党は内戦のためにある。内戦とはパンのための戦いなのだ・・・内戦万歳」トロッキーの言葉です。食料を手に入れるのには銃しかないと明言しました。

 

農民にとって国家は必要ではないし、旧体制の崩壊で強制されることもなく、何一つ出すつもりも無かったのでしょう。これに対してボリシェヴィキの言い分は、国家は農産物の一部に対して権利があること、そして権利を行使するための武力を持っていること、これを農民に理解させることとしたのです。こうしてその後2年間にわたって行われた赤軍と白軍の戦いへとつながるのです。


 

倉橋 拝

 

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不条理であり、無益であり、未来もない!ロシアの思想家たちが言明した至高の原理とは・・・。歴史に刻まれた貴方の未来。共産主義黒書 <コミンテルン・アジア編>

 

 恐怖、虐殺、粛清、搾取、飢餓・・・誰が暴力を行使したのか。歴史に記された貴方の真実。なぜ、ナチズムが断罪され共産主義はされないのか?フランス、ヨーロッパで大論争を巻き起こしたベストセラー「共産主義黒書」<ソ連編>を要約しながら紹介。

共産主義黒書-犯罪・テロル・抑圧-<ソ連篇>
第二章   「プロレタリア独裁の武装せる腕」
タイトル         選挙で敗北

 1917年10月以来、民衆にとっては毎日の運命が改善されることもなければ、1917年をとおして獲得された基本的自由が守られることもないように思われた。彼らの目には、農民たちが長いこと渇望していた土地を思うままに獲得することを許したボリシェヴィキが、いまや自分たちの労働の果実を奪った「共産主義者」に変わったように見えた。

ボリシェヴィキは農民に土地を与えたのですが、同時にシャツですらもぎとったそうです(シャツは1つの例と思いますが)。この頃の状況は、生活状況は悪化し都市と農村の間の経済的断絶が目立っていました。メンシェヴィキと呼ばれる社会主義右派がソビエトの改選選挙で30の地域のうち19地区で勝利したのもこの時期です。

 

薬物汚染のニュースがたびたび耳に入ってきますが、社会の混乱が始まっているのでしょう。この中において、民主党の勢いが止まりません。次期政権奪取にむけて様々な手を打っています。子供手当の創設や所得税控除の見直しなど庶民にとって喜ばしい(?)案が並んでいますが、同時に何をとられるのか気を配っておく必要があるでしょう。

 

倉橋 拝

 

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不条理であり、無益であり、未来もない!ロシアの思想家たちが言明した至高の原理とは・・・。歴史に刻まれた貴方の未来。共産主義黒書 <コミンテルン・アジア編>

 

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共産主義黒書-犯罪・テロル・抑圧-<ソ連篇>
第二章   「プロレタリア独裁の武装せる腕」
労働者蜂起の脅威

ボリシェヴィキを不安にさせたのは労働者の蜂起に対する脅威でした。ボリシェヴィキを支持する労働者の住む地域では不満が増大しており、復員と軍の支持がなくなったことと並び、企業は何万という労働者を解雇していました。毎日のパンの配給は125gにまで減少し、食料調達の困難さを物語っています。

レーニンは食料調達を最重要視していました。「買い占め屋」や「投機家」をスケープゴートとして糾弾し、また、「すべての工場、すべての会社が徴発部隊を組織すべき」とする考えも持っていました。他には、すべての農民は領収書と引き換えに余剰食料を受け渡し、応じない者は銃殺されるという草案もありました。さすがにこれは周囲によって反対されましたが。

レーニンは食料供給の危機的状況から不安になって自らの政策を変更するというよりは「穀物を入手」するためなら何でもするつもりでした。対して農民は自分達の労働の成果を守り外的権威をはねのけようするのです。この両者の戦いは不可避だったのです。

チェーカーは1918年4月、1000人以上のアナキストの立てこもる家を襲撃、520人が逮捕され、25人「匪賊」として略式に処刑されました。その後「匪賊」という言葉はストライキ中の労働者や食料徴発に反対する農民にも使われたのです。

このようなチェーカーの能力の増大についてジェルジェンスキーは次のように記しています。「今日の段階において、四方八方の反革命勢力の増大に直面して、チェーカーの活動が累乗的に増大するのは不可避である。」

食料の供給体制は権力の維持に不可欠です。レーニンがどのような手を打っても食料の確保を目指したのはそのためでしょう。この事実を別な角度から見れば、権力の崩壊は食料の供給体制に不安があるとも言えます。昨今の日本、および世界の政治体制の変化はまるで食料危機を示唆しているかのようです。

 倉橋 拝

 

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共産主義黒書-犯罪・テロル・抑圧-<ソ連篇>
第二章   「プロレタリア独裁の武装せる腕」
膨張する組織

 

 

1917年12月ジェルジェンスキーは「すべてのソビエト」がチェーカーを組織するようにアピールしました。その結果驚くほどの数の「委員会」や「非常機関がうまれました。最初は100人足らずのちいさな機関でした。資金はなく、パンやチーズもなく、夜も昼も働いており、ジェルジェンスキーはブルジョアから徴発する許可をレーニンに書き送ったほだったのです。それでも6ヶ月後には総員数が120倍も増加していていました。

チェーカーの最初にやったことはペトログラードの公務員のストライキを粉砕することでした。まずは、「人民とともに働くことを欲しない者は、人民とともにいる場所をもたない」と断言し「リーダー」の逮捕という迅速なやり方でした。

 

倉橋 拝

 

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第二章   「プロレタリア独裁の武装せる腕」
無数の残虐行為

 

1917年の冬から南ロシアで最初の戦闘が開始されました。数千の義勇軍と6000そこそこのボリシェヴィキ軍との戦いです。注目すべきことは捕虜だけでなく市民にも向けられたボリシェヴィキの前代未聞の暴行のすざましさでした。

タガンローグでは「白軍」の士官学生と将校を足と腕を縛って高炉に投げ込んだり、エフパトーリアでは拷問後、足枷をはめられて海になげこまれました。反抗したコサックの村でも同じ行為が行われました。「腕を切断されたり、骨を織られたり、首をちぎられたり、あごを打ち砕かれたり、性器を切り取られたりした死体」と報告されています。

ボリシェヴィキが行った「人民の敵」を絶滅する行為は征服者と被征服者の間に成り立つ政治的かつ社会的な革命の論理的発展だったのです。「正義の」という文句を掲げたレーニンの行為は、社会的復讐を奨励するものだったのです。

 

倉橋 拝

 

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第二章   プロレタリア独裁の武装せる腕(かいな)
いたる所にはびこる暴力

 ソビエト権力はすべてのプロレタリア革命がなさねばならないように行動した。それは支配階級の道具であるブルジョワ的裁判をきっぱりと断ち切った・・・・兵士と労働者はもし自分たち自身が助け合わないなら、誰一人助けてくれないということを理解すべきである。もし大衆が自発的に立ち上がらなければ、我々は何一つなしとげられないだろう・・・・

レーニンが労働者の前で演説した内容が上記の文章です。混乱している社会において判断力を失っている人々にとってはレーニンのリーダーシップは力強く魅力的だったに違いありません。しかし、演説の続きは「・・・もし、投機を行う者に対してテロを実行しないならーー直ちに頭に弾丸を撃ち込まないならーー我々は何一つやりとげないで終わろう」です。つまり暴力を奨励したのです。この結果、ボリシェヴィキが権力を獲得していらい蔓延していた暴力はさらに激しくなりました。

資本主義的諸関係に対する「反作用的暴力」、農民の「伝統的暴力」、第一次世界大戦の「近代的暴力」これらがカクテルされ秩序は崩壊しました。レーニンは民衆の暴力を制度化し、積年の恨みや社会的不満が社会の崩壊を加速させました。少数派のボリシェヴィキが政権を獲得したのは農民の暴力のおかげであったのです。

 倉橋 拝

 

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共産主義黒書-犯罪・テロル・抑圧-<ソ連篇>
第二章   プロレタリア独裁の武装せる腕
チェーカー創設

チェーカーとはレーニンによりロシア革命直後に設立された秘密警察組織のことです。正式名称は 反革命・サボタージュ取締全ロシア非常委員会 です。名称の通り、ボリシェヴィキ政府の非常時に設立されました。革命の翌日以降、官僚によるストライキが続いており拡大の恐怖におびえたボリシェヴィキ政府は食い止める必要に迫られていました。

レー二ンがジェルジンスキーに送ったメモをまとめてみました。労働者は暴動を起こそうと集結し犯罪の準備をしている。その共犯者である高級官僚や、銀行の幹部はボリシェヴィキを内部から破壊しようと妨害活動を行っている。労働者は政府に逆い(食料など)調達を妨害しているが、このため多くの人が飢えにさらされている。反革命と闘うためには例外的な手段がとられなければならない。

「反革命、サボタージュを企て、実行する者はすべてこれを抹殺し、処分する」これが反革命分子を片付けるために必要とされた「例外的な手段」の一つです。権力を維持するために暴力が行われるのですが、それを生み出す理由となったのが「労働者による暴動」とは・・・。

 

倉橋 拝

 

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