【沖縄決戦】李登輝総統訪問の参加方法【その9】 - 流水成道blogの続きです。
団塊の世代の子供世代が団塊ジュニアですが、その生活は全く違います。団塊ジュニアは、現在だいたい30代です。
確かに、男性の非正規雇用者の数はこの10年で3倍近くも増加。男女合わせると約2倍も非正規雇用者が増えており、そのうち、約3人に2人の年間所得が150万円未満という厳しい状況です。今の日本を悪くしているのは、実力もないのに時代がよかったがために上のポストに就いてしまい、その権力を使って見苦しく守りに入っているジジイどもです。こういった輩が未来ある若者の待遇を悪くしてまで、自分たちの守りばかりを考えており、その搾取の対象になっているのが今の30代の人たちというわけです。
団塊ジュニアの平均年収は、10年前から200万円減り、約4割引です。なぜこんなことになったのでしょうか?
上の図は、就職氷河期の有効求人倍率の推移を表したものです。ご覧のようにバブルがはじける前までは1.0%を超えていた数値が1990年代に入ると急激に下降し、0.60%代を推移することになります。そして、格差社会化が明確に始まった1998年にはさらに落ち込み、1999年には0.48%という最低の数値をたたき出してしまいました。
その後2007年問題を意識するようになった企業が採用をある程度活発化させたことで、2006年には1.0%を回復するという就職氷河期の人にとっては 「ふざけんな!」 と叫びたくなるような事態になっています。ここで30代になった就職氷河期の人が採用試験を受けようにも年齢の時点で、不採用になってしまい、企業からは見向きもされません。団塊ジュニアは就職において、非常に不運が重なった世代なのです。
2007年問題というのは、2007年から団塊の世代が退職するので、2007年の少し前頃から雇用を増やしたということです。しかし、日本企業は年齢制限をして雇用しますので、30代になった団塊ジュニアは採用されませんでした。団塊世代が、自分の雇用を守るため就職氷河期を起こし、団塊ジュニアを低賃金に押し込めて搾取していることが、データから分かります。無責任の極みであり、イメージするとしたら我が子を食らうサトゥルヌスの絵、そのものです。
ローマ神話に登場するサトゥルヌス(ギリシア神話のクロノスに相当)が将来、自分の子に殺されるという預言に恐れを抱き5人の子を次々に呑み込んでいったという伝承をモチーフにしており、自己の破滅に対する恐怖から狂気に取り憑かれ、伝承のように丸呑みするのではなく自分の子を頭からかじり、食い殺す凶行に及ぶ様子がリアリティを持って描かれている。
ギリシア神話では、クロノスは子供のうち飲み込まれることから免れたゼウスに討たれました。

乱世を収束させる人間 - 流水成道blogで書きましたように、武人、知識人、富裕者と時代が移り変わり、社会革命が発生します。日本では、武人であるはずの政治家が戦わなくなり、知識人であるはずの官僚・教師・報道が真実を教えなくなり、富裕者であるはずの企業経営者が富を分配しなくなりました。社会が機能不全を起こしていますので、社会革命が起こるのは必然だと言えるでしょう。
あとは、社会革命の中味がどうなるかが問題です。富裕者の時代が極まって、守銭奴の時代になれば、人材が適材適所に配置されなくなり、武人と知識人から没落して労働者になる人が出てきます。武人や知識人の心を持つ労働者が、硬直した社会を建て直すことが社会革命です。
不満を抱えている団塊ジュニアなら誰でも、社会革命を成功させられるかといえば、残念ながらそうではありません。団塊ジュニアが中学〜大学の頃、教育の失敗がありました。ゆとり教育です。知識詰め込み型教育は悪いということで教育時間を減らしましたが、そのかわりに何をするかもあいまいで、学力の低下を招きました。日教組の失敗です。
家庭内の教育でも不利でした。子供は親の背中を見て育ちます。【沖縄決戦】団塊の世代の無責任体質【その5】 - 流水成道blogに書きましたが、団塊の世代は、リスク回避、付和雷同しやすい、ケチという、武人、知識人、富裕者のそれぞれにとって致命的な性質を持っています。団塊ジュニアも少なからず、その性質を受け継いでしまっているというわけです。武人や知識人や富裕者が労働者より優れているのは、人を組織する能力、リーダーシップやマネージメント能力です。リーダーシップの無い団塊世代の子供なので、団塊ジュニアもリーダーシップがなく、世代内競争ばかりしているわけです。リーダーシップを意識して身につけなければ、社会が変わっても団塊ジュニアの地位は低いままになるでしょう。
そういう私も団塊ジュニア世代です。この蟻地獄のような世界から脱出することができるのでしょうか?その最も有望な方法が、今回の台湾夜戦隊です。
ご意見、ご感想、また、日本や世界を変えたいとお考えの方は、下記の掲示板かブログにコメントをお願いします。
次回の【沖縄決戦】「武士道」解題―ノーブレス・オブリージュとは: 李 登輝【その11】 - 流水成道blogに続きます。
松浦彰夫 拝















