毛沢東に抵抗する - 流水成道blog

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毛沢東に抵抗する

私は取調官から渡された巻き紙を取り出してみると白紙の代わりに最初のページには「最高指示」という表題のもと、赤い枠の中に毛沢東の引用文が書かれていた「彼らは従順であり服従するしか権利をもたない。彼らは自分の番でない時は、話す権利も行動する権利ももたない」紙の下には「犯罪者の署名」と書かれているのが読めた。
「犯罪者」という侮辱的な語を見て、怒りが込み上げてきた私はその下に署名しないことに決めた。しかし、この状況を利用して、毛沢東主義者に反撃する手段を思いついた。私は毛沢東の引用文の下に、もう一つ枠を書いて、同じように「最高指示」とタイトルを付け枠の中に毛沢東の別の引用文を書き込んだ。「反革命のある所はどこででも、当然われわれはそれを抹殺しなければならない。われわれが誤りを犯したときには、当然われわれはそれを訂正しなければならない」

予審の目的は自白と他人への告発を手に入れることでした。告発は受刑者の「誠実さ」を認定すると同時に、警察機関への見方に根拠のある意味を与えるものだったのです。3つの告発があれば逮捕出来るという規則であって、そのようにして逮捕の連鎖が続いていくのです。被拘禁者を参らせるための方法はかなり古典的な警察的手法でした。彼自身の矛盾点を指摘し、警察は彼のすべてを知っていると言い張ること、彼の告白を他人の自白や告発と対決させることでした。

予審過程が終わった段階で「判事と被疑者との合作」になり「正確な事実の意味的な転覆」に相当するような、有罪についての「真の物語」ができていなければなりませんでした。「犯罪」は現実の生活に基づき、それなりの論理的整合性を持つはずですが、その生活とは、絶望的な政治的反対派の一貫した表現であると全面的に解釈し直されたものでした。たとえば、国外への手紙で大躍進時代の上海における穀物の配給量の減少に言及することは、スパイ活動の証拠となる,という具合に。たとえその数字が公式の新聞に発表されており、上海市の外国人社会は誰もが知っているものであっても。

参考:中国人との偽装結婚に高齢者がこぞって参加、20代“娘”を…

参考:「まあカタギに戻る手段はないよ」全体20%占める高齢受刑者

少子高齢化社会ですから高齢者の老害が目に余るようになってきました。もともと国家というのは甘えさせてくれるような存在ではありません。納税やその他の義務を果たすことで個人の自由や財産を保証する、社会的な契約に基づいています。歴史から学べば今後の未来は既に見えているのです。

参考文献:共産主義黒書 コミンテルン・アジア編
第二部 アジアの共産主義ー「再教育」と虐殺のあいだ
第一章 中国
労改(ラオガイ)ー隠された<グラーグ>

共産主義黒書 第一部はこちら Crescendo

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このページは、倉橋正幸が2010年8月18日 01:41に書いたブログ記事です。

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