収容は被拘禁者の改造と「新しい人間」への変革を促しました。
公安部の内部資料によると、被疑者は次のような過程を通過すると記述されていました。まず、自分の罪を認めたあとでなければ法に従うことはできない。罪を認めることは必要な前提条件であり、法への服従は改造の始まりである。つまり、罪を認めることと法を遵守することは、受刑者に最初に教えるべき教訓であると。
過去との決別を実現したとき、囚人の頭脳に「正しい思想」が浸透しはじめる。犯罪者の政治的思想を正しい方向へ戻す為には、4つの基本的教育原理を確立することが絶対必要だ。すなわち、マルクスーレーニン主義、毛沢東主義と社会主義への信念、共産党、人民の民主独裁である。
囚人の中に「進歩」の不十分な者がいるか、あるいは政治キャンペーンの期間中の場合学習時間は昼間まで延長され、1週間あるいは1ヶ月続くこともありました。「
ノンストップ学習」は多くの場合2週間から3ヶ月に渡り,刑務所世界へ同化するための研修期間の役割を果たしたのです。
目的は、党に絶対服従する大衆のなかに個々人を融合させることにあり、個人の人格を放棄させることにありました。「政府を前にしてわれわれは共に学び、互いに監視し合わなければならない」というのがスローガンで、それは刑務所内のいたるところに書かれていました。「われわれ全員が罪を犯したのはきわめて悪い思想を持っていたからにほかならない」と監房長(彼自身囚人であった)は断言し、その咎は資本主義、帝国主義、反動的思想による汚染に帰せられました。何一つ政治から逃れられないこの社会では、すべての罪はつまるところ政治次元のものでした。
参考文献:共産主義黒書 コミンテルン・アジア編
第二部 アジアの共産主義ー「再教育」と虐殺のあいだ
第一章 中国
労改(ラオガイ)ー隠された<グラーグ>
共産主義黒書 第一部はこちら Crescendo












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