恐怖、虐殺、粛清、搾取、飢餓・・・誰が暴力を行使したのか。歴史に記された貴方の真実。なぜ、ナチズムが断罪され共産主義はされないのか?フランス、ヨーロッパで大論争を巻き起こしたベストセラー共産主義黒書-犯罪・テロル・抑圧-<ソ連篇>を要約しながら紹介。
第三章 赤色テロル
赤色テロル最初の大波
”クロンシュタットだけでもたった一夜で400人が銃殺された。中庭に三つの大きな壕が掘られ、その前に400人が据えられて、次から次へと処刑された。”(本文より)
ジェルジンンスキーは地方チェーカーに対し「手続きを早くすること」を命令しました。何の手続きかといえば、「抹殺すること」です。チェーカーの資料では1918年9月の一ヶ月間で800人以上が処刑されました。しかし、実際は統計に含まれていない士官や市民を加えるとこれ以上のものになるようです。赤色テロルの時期にジェルジンスキーが発行した「チェーカー週報」という週刊誌があります。これは政治警察のメリットを吹聴し「大衆の正当な復讐心」を鼓舞することを目的にしていました。中央委員会の命令で廃刊になるまでの、わずか6週間に人質をとったことや、強制収容所への収監、処刑等について数多く記載されています。
ボリシェヴィキが抑圧したのは現実の反抗だけでなく、可能性の反抗を含むあらゆる反抗形態です。労働者がストライキを起こせば「蜂起の状態」と宣言され話し合いの無いまま、全労働者は解雇、リーダーは逮捕されるのです。さらに秋になると整備された地方チェーカーは「中央からの殺人」の呼び掛けに応じて弾圧を強めていきました。正式の裁判も無しに多くのスト参加者が処刑されたのです。
「事業仕分け」の様子はテレビなどでも映像が流れていましたが、「手続きを早くすること」としたジェルジンスキーの命令を連想してしまいました。また、「事業仕分け」を「良い」とする評価も6〜7割はあったと思います。大衆の支持を背景に「大衆の正当な復讐心」を利用し、様々なものを破壊していく様子はまさに「労役者の時代」の代表にふさわしいでしょう。
「事業仕分け」で満額回答の予算を得た原発関連ですが、それに対して「原発反対」を唱えれば「蜂起の状態」宣言されてしまいそうです。












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