共産主義黒書 ソ連編 〜「人類に対する罪」〜 - 流水成道blog

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共産主義黒書 ソ連編 〜「人類に対する罪」〜

 恐怖、虐殺、粛清、搾取、飢餓・・・誰が暴力を行使したのか。歴史に記された貴方の真実。なぜ、ナチズムが断罪され共産主義はされないのか?フランス、ヨーロッパで大論争を巻き起こしたベストセラー「共産主義黒書」<ソ連編>を要約しながら紹介。

共産主義黒書-犯罪・テロル・抑圧-<ソ連篇>
序   共産主義の犯罪
「人類に対する罪」
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「人類に対する罪」という表現が最初に用いられたのは、1915年5月18日、フランス、イギリス、ロシアがアルメニア人を虐殺したトルコに対して「人類と文明に対するトルコの新たな罪」と宣言した時であった。ナチスの暴虐はニュルンベルク裁判をして、この概念を第六条Cで再定義させた。「戦前または戦中にすべての一般市民に対して行われた殺人、皆殺し、奴隷化、強制収容及びその他すべての非人道的行為、あるいは、政治的、人種的、宗教的動機からの迫害、またそれらが行われた国の国内法に抵触すると否とにかかわらず、当裁判所の管轄権に入るすべての犯罪の結果として行われた時、もしくはそれと関係して行われた時の、前述の行為もしくは迫害。」

ニュルンベルク裁判のすべての宣言は人類に対する罪の主要な特徴について述べている。すなわち国家権力が、政治的に利用されるか、もしくは犯行に利用される、ということである。だが、この裁判の管轄権は、第二次世界大戦中の犯罪に限定されていた。しかs、法律的概念を拡大する必要が生じてきた。そこで、1992年7月23日に可決されたフランスの新しい刑法は、人類に対する罪を以下のように定義している。「政治的、哲学的、人類的もしくは宗教的動機にもとづく、一般市民に対する組織化された実行計画による強制収容、奴隷化、あるいは正式の手続きを踏まない組織的な大量処刑、大量誘拐、拷問、非人道的行為」

共産主義体制の論理的・必然的基礎たるその教義の名において、貴族、ブルジョワ、(富農)、ウクライナ人、さらには労働者だとか共産党員だということで有罪とされ、何千万という無実の人が虐殺された。実施された予定表には容赦せぬ態度が含まれていた。ソ連の労働組合のリーダーだったトムスキーは、1927年11月13日に「トルード」(労働を意味する全ソ労働組合中央評議会機関紙)の中で断言している。「わが国でも他の政党が存在することはできる。しかしわが国と西欧とは根本的に原理が違うのだ。わが国で考えられる状況はこうだ。一党が君臨し、他の政党は獄中にある、ということだ」


「人類に対する罪」の新しい法律的概念が1992年に生まれた。 第二次世界大戦が終わったのが1945年だから47年間もの間、共産主義国家の犯罪を見過ごしていたことになる。また、それと対峙する国々も放置していた。冷戦構造を利用して富を得ることができるなら、それもあり得えよう。47年間という長い時間-人類にとっては一瞬だが-多くの罪の無い人が虐殺されたことに手を貸していたのかもしれない。知らなかったことが罪ならば、そのあと行動しないのはより重いものとなる。

倉橋 拝

 

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