恐怖、虐殺、粛清、搾取、飢餓・・・誰が暴力を行使したのか。歴史に記された貴方の真実。なぜ、ナチズムが断罪され共産主義はされないのか?フランス、ヨーロッパで大論争を巻き起こしたベストセラー「共産主義黒書」<ソ連編>を要約しながら紹介。
人類に対する罪の概念は複雑であって、はっきり明記された罪を覆い隠している。その最も特殊な一つがジェノサイドである。1948年12月9日、国連はこの概念を定義した。「ジェノサイドとは、ある国民的、民族的、人種的または宗教的集団の全面的もしくは部分的絶滅を目的として行われた以下の行為の中の一つと理解される。(a)集団の成員を殺害すること(b)集団の成員の肉体的もしくは精神的完全を大きく損なうこと(c)集団を全面的もしくは部分的に抹殺する以前に、意図的にある生活環境に従わせること(d)集団の中で出産をさまたげる目的でとられる手段(e)ある集団からほかの集団へ子供を強制的に移すこと」 チェーカー(ソ連の政治警察)の初期長官の一人だったラツィスが1918年11月1日に部下に与えた指令は次の通り。「我々は特定の個人を相手に戦争をしているのではない。我々は階級としてのブルジョアジーを皆殺しにしているのだ。捜査の時、被害者がソビエト当局に行動や口頭でどんなことをしたかを、書類や証拠物件で探す必要は無い。最初に質問することは、そいつがどの階級に属するのか、出身はなにか、どんな教育を受けたのか、職業は何かということだ」 最初からレーニンとその同士は、「階級戦争」の立場を明確にし、政治的・イデオロギー的敵、服従しない住民さえも敵と見なし、容赦なく皆殺しにすべきだとした。受動的な者ですら、法律的にも肉体的にも抹殺することに決めた。1920年からは、「コサック解体」がジェノサイドの定義に広く当てはめられるようになった。コサックの全住民が定められた地域に移されたあと、男は銃殺され、女、子供、老人は強制的に移住させられて、村は徹底的に破壊されるか、新しい非コサック系住民の住むところとなった。 1930〜1932年の「クラーク撲滅」は、この「コサック解体」を再現したものにすぎない。集団化に反対したクラークは銃殺されたり、強制的に移住させられたりした。シベリアや極北の未開墾地で強制労働させられた者が生き残るチャンスはほとんどなかった。強制的な集団化に反対した農村住民の抵抗に関係のある1932〜1933年のウクライナの大飢饉についていえば、数ヶ月間に600万の死者をだした。 写真出典:Wikipedia 時代や地域が異なっても、人の社会には類似性がみられる。ラツィスの言葉はえん罪事件を、強制労働は住宅ローンなどの借金で働かざるを得ない人々を連想させる。もちろん、当人が受動的が能動的かの違いはある。しかし、権力側と非権力側の関係の中では繰り返される歴史の一面だ。「住宅ローンを保険で支払わなければならないのか・・・」とつぶやく人は増加の一途をたどる。 倉橋 拝 共産主義黒書-犯罪・テロル・抑圧-<ソ連篇>
序 共産主義の犯罪
ジェノサイド
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三国志ここに完結
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不条理であり、無益であり、未来もない!ロシアの思想家たちが言明した至高の原理とは・・・。歴史に刻まれた貴方の未来。共産主義黒書 <コミンテルン・アジア編>











