2009年3月アーカイブ
世界全体で、実態経済のマネーが7000兆円、投機マネーゲームのマネーが70000兆円(7京円)あるそうですね。10倍です。
そこに金融危機が来て、マネーゲームの方があやしくなった。借金を返さずに倒産してしまう会社が、いっぱい出そうになっている。ババ抜きみたいに、売り買いの2枚をそろえて手持ちの札を減らして、早く逃げ出そうという人が多くなっている。
マネーゲームから逃げ出したマネーで、実体経済の商品を買うすると、10倍のマネーが流れ込むので、物価が約10倍になるというのは妥当です。ただし、上下に変動してから後のはずなので、時期は分かりません。
多分Wikipediaに書いてある「信用インフレ」というのに当てはまると思います。預かったマネーを又貸しすることで、マネーの流通量が増えるというわけです。
また、ちなみに国債を中央銀行で買うことによるインフレは「財政インフレ」ですね。インフレにも種類がありますが、極端なもので無ければいいです。
松浦彰夫 拝
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「当事者意識」というアイデアがあります。人は当事者意識を持たず、他人事だと思っていることに対しては、本来の力を発揮できない、または何もしようとしないもののようです。
よくいえば、「他人様の領域に踏み込む」ことを遠慮してしまう。だから中途半端な対応しかできない。当事者意識が無いとどうなるかというと、当たり障りのないことしかできないので、良くも悪くもない中途半端な結果になります。
中途半端で良いのか?
関わらない方が良いものはありますし、余計なことをして物事を悪化させるということもあります。だから中途半端に関わるだけで良いと考えてしまう。しかし本当にそうなのか?大事なものなら、悪化させず、良いものにするために、ふところに飛び込み、もっと深く関わるという方法もあります。大事なものを守るためには近くに居た方が良い。こちらの方法の方が確実なはずです。そういう決意が「当事者意識」の本質だと思います。
さて、あなたの守りたいものは何でしょうか?
私は自分の人間らしい生活を守りたいです。人として納得できる生涯を送りたい。人間は社会的な存在ですから、自分の存在は他人の存在があって成り立ちます。だから自分が良ければいいのではなく、他人の人生も尊重したいです。とりわけ、自分に良い影響を与えてくれる人を尊重したいです。
現在だけでなく、未来も大事です。
未来に悪いことが起こりそうなら、それを変えてしまいたい。やられっぱなしは納得がいかないので、なんとかして影響力を持ちたい。私がブログを書いたり、秋月に参加しているのは、そういう訳です。
あなたはどう思いますか?
松浦彰夫 拝
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「化粧」から人類の脳と進化を論じた本です。ミラーニューロン、天岩戸と鏡の話も載っています。コミュニケーションスキルについて示唆に富む本です。
人類は社会的な存在であるので、コミュニケーションが大事。コミュニケーションは顔を見てするのが大事。顔を良くするために「化粧」をする。つまり、「化粧」はコミュニケーションを円滑にする機能があり、社会的な存在である人類の役に立つものだということになります。
論理能力と共感能力
まず、脳の機能として、論理的にシステムを構築する能力と、共感によってコミュニケーションをする能力がある。そして、論理が強い人は共感が弱く、共感が強い人は論理に弱い。男性は論理が強い人が多く、女性は共感が強い人が多い。
「化粧」はこのコミュニケーションの方を伸ばす手段となります。コミュニケーションの弱い男性でも、「化粧」を理解することで、コミュニケーションを強化することができるかもしれません。
顔に化粧をするのは脳に化粧をすること
脳で考えたことは顔に表れる。顔はそんなに大事なのに、人と向き合っているときに自分の顔を見ることはできない。よくよく考えると怖いことである。鏡を見て化粧をするのは、人に自分をどう表現するかの修行でもある。だから、化粧をすればするほどコミュニケーションが得意になっていく。そのせいか、化粧をする時に脳を測定すると、「化粧をするのは楽しいことだ」ということも分かったそうです。
化粧とは具体的に何をしているかというと、「見せるべきものをはっきり見せ、見せたくないものを目立たなくすること」だそうです。
人間の脳がいちばん喜びを感じるのは、他人とのコミュニケーションだということはよく知られている。とくに目と目が合うことはいちばん嬉しいことだ。化粧でもアイメイクが重要視されるのは、このためだ。アイラインをくっきりと引いて、アイシャドウでメリハリを付け、マスカラで睫毛を強調する。そんなメイクの一つひとつに、他人とのコミュニケーションでは大きな意味があるのだ。
目が合えば「あ、わたしはこの人に注意を向けられている」「関心を持たれている」「心にかけてもらっている」と感じ、脳が喜ぶ。このアイコンタクトは、コミュニケーションの基本である。
[化粧する脳 42-43P]
顔の美
さまざまな顔を合成して平均顔を作ると十分に魅力的な顔になるそうです。平均顔のいいところは、親しみやすいのと、感情表現が読み取りやすいこと。俳優に美男美女が多いというのは、美男美女=平均顔は感情が分かりやすく表現されているという合理的根拠がある。美人かどうかは、物理的造形より、コミュニケーションのとりやすさに重点がおかれている。
秘密を抱く女性は美しい
化粧は隠す所は隠し、表情に反映しやすい目元や口元はアピールする。「隠す/見せる」のコントラストが顔の美しさを生む。
そして、世の女性は「女」と「おばさん」に分かれている。「隠す」のが上手い女性が「女」で、おばさんは「隠す/見せる」のコントラストが無い。顔の問題ではなく、言動の問題である。時も場所も相手も選ばず、何事も包み隠すことをしなくなってしまう。「無意識の垂れ流し」と筆者は名付けている。
大勢の人がいる部屋で暑い場合、「おばさん」は「あー、暑いわね、暑い。クーラーが壊れているのかしら。喉乾くわよね。窓、開けたほうがいいかしらね。」と垂れ流すので、同席者にとってはノイズになってしまう。「女」は思ったことのすべてを口にしない。「この部屋、暑いですね」と一言言ったとたん、周りの男たちはそわそわしはじめる。「何か冷たい飲み物を持ってこようか?」「窓、開けようか?」。それとも、彼女はどこか外の涼しいところに自分と一緒に行きたがっているのかもしれない。男は「暑いですね」の一言の真意を探ろうと、必死になってしまう。隠された言葉に駆り立てられる。
自分の言動を選択し洗練させることで、「女」は男性を惹きつける。化粧を同じである。言動も隠すところは隠し、見せるところは見せる。このコントラストを作れるだけでずっと美しくなれる。
男性は隠すのが苦手で、特に女性は男性の秘密に鼻が利く。男性はどうすべきかというと、本来なら隠しておきたいような自分のいちばんの弱点や欠点を、人前でユーモアを交えて語ること。コンプレックスを人前で隠そうとするほど、周囲は腫れ物に触るようになり、その場の空気は張りつめる。ところが、自分の欠点をみずからユーモアを交えて語れれば、緊迫した空気は一気に和み、お互いの距離も縮まる。
自分を客観的に見ることができる知性「メタ認知能力」があるため、女性から「大人の男」として好感を得ることができる。
無意識の意識化
「自分自身から解放される」ことがメタ認知であり、自分以外の視点に立って自身を見つめること。自分自身を再発見することが創造性につながる。母国語でなく外国語で表現することもメタ認知の一つ。人間の脳にとっていままで気付かなかったことに目を開かされることは喜びである。ホームグラウンドだけで戦っても手の内は知れている。究極のメタ認知はアウェイ戦であり、まったく気心の知れない他者に自分を対応させることによって、いままで気がつかなかった新たな自分の姿や能力を発見することもある。
無私を得る鏡
個性とは他者との関係において共通の基盤が築かれていなければ、磨くことはできない。個性は「出発点」にすぎず、個性から出発して「普遍」に至ろうと努力するのが大切であり、芸術となる。究極のメタ認知は「無私」である状態のことかもしれない。他者との折衝のうちに磨きあげられ、個を克服して普遍にいたったときに、心の鏡は完成する。
無私は、「ナチュラルメイク」のようなもの。何も加えられていないようで素の顔に見えるが、実際は鏡を見て気を配り、化粧されている。もっとも理想的なメタ認知のあり方が「ナチュラルメイク」。言葉でも無駄が無く、聴くものの心にストンと落ちるものがいい。
感想
私、松浦彰夫なのですが、趣味としてコスプレをすることがあって、これも化粧みたいなものです。よそおうことにこんな意味があると研究されている方が居て、感慨深いです。見られることを意識することは脳のためにも良いことだったのですね。
松浦彰夫 拝
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静岡市の放射線 2009年3月25日0時52分 晴れ
経済学の意義というのは、「有限な資源をどう有効利用するか」だと思います。経済学の定義からして、そうなっています。
経済学(けいざいがく)とは、この世において有限な資源から、いかに価値を生産し分配していくかを研究する学問のことである。総じて社会全般の経済活動が研究の対象である。
(略)
経済学の最も古い定義は、アダム・スミスの『諸国民の富の性質と原因の研究』によるものである。
政治家や議員にとっての科学分野と看做されている経済学は、2つのちがったものを提示する。一つは、人々に豊富な利益ないしは製品を供給し、更には利益や必需品がキチンと人々に益を齎すようにする方法を。あと一つは、そうした収益を国ないしは社会にサービスとして提供し、結果として人々と統治者を豊かにする手立てである。
一番有名で多くの人々に支持されている定義は、ライオネル・ロビンズが1932年に『経済学の本質と意義』で最初に問題提起したものだと言われている。
他の用途を持つ希少性ある経済資源と目的について人間の行動を研究する科学が、経済学である。
でも、マスメディアから伝わってくる経済問題は、円高で大変だ、円安になっても大変だ、不景気を好景気にするために日銀はどうするべきかとか、金儲けの話ばかりで、資源の有効利用については忘れてしまっていますね。本来はそういうものではないはず。
経済学説の方も、ケインズ経済学では公共事業で有効需要を増やして景気を良くすればいい、マネタリストでは貨幣供給量を調整して景気を良くすればいい、マルクス経済学では労働者が政治権力を握ったら地上の天国だとか、これらも資源の有効利用とは全然関係ないですね。本当に経済学なのかさえ疑問です。
そもそも、好景気だと何もかも上手くいくというのではないはず。無理矢理好景気にしても、イースター島文明みたいに滅んでしまう。不景気は資源の使用を減らすという意義がある。
資源のことを正面から取り組んだ政策に、傾斜生産方式というものがありましたね。
傾斜生産方式(けいしゃせいさんほうしき、priority production system)とは、第二次世界大戦後の日本において、経済復興のために立案、実行された経済政策。基幹産業へ重点的に資源配分を傾けることによって、他の産業に波及効果をもたらすことで経済成長を引き起こすと考えられた。これが成功した後に消費財などの生産が増大し経済活動が活性化することが期待された。
1946年12月27日、当時の第1次吉田内閣によって決定され実行された。限られた資源と資金の配分を政策によって決定し、産業成長の速度を上げようという政策である。具体的には、石炭・鉄鋼を重点的に増産し、このことが他の産業に波及するように補助金などで支援し効果を狙った。さらに、食糧と肥料・電力、造船・海運など重点的な産業を指定し支援した。片山内閣でもこの政策は引き継がれ、これらの効果により、戦後間もない日本経済は復興の目処を立てたが、金融の緩みから過剰な資金投入が行なわれインフレーションが加速した。
この立案者は石炭小委員会委員長で、経済学者の有沢広巳であり、マルクス経済学における再生産表式をヒントに考案したと言われる。
インフレは、ドッジ・ラインにより収束し、経済成長の源は朝鮮戦争の朝鮮特需や高度経済成長へと移っていった。
この政策をまた実行して、基幹産業に資源を集中して拡大再生産をする。そこまで戻るべきです。
ただし、今回の基幹産業となるのは資源を有効に使う技術、つまり省エネ技術、環境再建技術と、それらを実現するための教育になるでしょう。
松浦彰夫 拝
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